以前述べたように(*)、ウェブログ図書館へのブログ記事の登録数の状況は
分野による片寄りがある。
そもそもウェブログ図書館はブログという情報技術用具を対象とする
電子図書館だけあって、情報技術(IT)界隈の登録数の伸びが著しい。
ちなみにITの下位区分である 007.3 (情報と社会)という分類記号の下には、
百数十件ものブログ記事が登録されているのが現状である。
http://library.jienology.com/search.php?ndc1=007&ndc2=3
題名で整序してはいるが、一発でお目当ての記事を探すのはなかなか
難しいのではないか。
これは十進分類法という、ブログ記事の分野が少ない桁(3~5桁程度)の
数字に対応付けられる簡明な方法をとっていることの引き換えで負わされる
不便であって、予測の範囲内ではある。ブログを横断する一般的分類法としては
確かに優れているのだが、日々生み出されるIT界隈の話題を把握するには
力不足なのだ。
簡明性と一般性を追究した方法が個別の事案では必ずしも最適とならない、
とはよくあることで、各種ソフトウェアにカスタマイズという機能がついている
のもそのためだ。
こういう問題は、蔵書数が多く蔵書構成に専門性を備えたリアル図書館でも
生じる問題である。
議会図書館や大学図書館あるいは都市の中央図書館といった場所に行く
機会があれば観察してほしいのだが、ある年を境にして分類が詳細になって
いたり、ある年を境にしてより蔵書構成に適した分類法に切り替えていたり
することがある。こういう情報は本に貼られた分類ラベルを見たり、館内の
案内図(書棚の配置表)を見たりすると容易に判明する。
一方でウェブログ図書館としては、独自の分類法を開発するにはそれだけの
権威(?)がないと思われるし、単に十進分類の桁数を増やすという方向では
かえって利用者にとって使いにくくなる(分類が細かくなるほど把握するのは
大変)可能性がある。副分類、たとえばブログ記事の主題はITだが経済問題にも
言及している場合に経済を副分類とする方法は、管理・運営面での負担が
増えて難儀だろう。
電子図書館なのだから、ここはやはりITを活用したグループ化手法などに
よって動的に詳細化なり副分類なりを実装するのが理想的と考えるのだが
いかがだろうか。
注(*)
http://column.chbox.com/home/jienology/archives/blog/main/2005/03/11_144859.html
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